指輪選びに役立つジュエリー用語集|婚約指輪・結婚指輪にまつわる全160語
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CoCo-La Wedding編集部 うずら
婚約指輪や結婚指輪を調べていると、知らないカタカナや聞いたことのない専門用語にぶつかることはありませんか?この記事では、そんな時に役立つ指輪の各部の名称や素材・形、ダイヤモンドについてなどの用語を五十音順に解説しています。婚約指輪・結婚指輪選びの際にお役立てください♪
「ア行」の指輪・ジュエリー用語
「ア」の指輪・ジュエリー用語
アーム(腕)
「アーム(腕)」とは、指輪/リングの指を通す輪の部分のこと。近年は、「着け心地」が指輪を買う上でのポイントとなることが多い。
指輪/リングが少々きつめの場合、指なじみ(指輪をはめた時に指に直接触れるアームの内側の部分)をとっていない指輪は、指輪のアームまわりの肉が盛り上がり気味になるが、十分指なじみをとっている指輪/リングは、指輪内側の丸めた部分に肉を吸収し、指をすっきり見せる効果がある。また、指輪/リングを外した際に跡が残りにくい。
アームの厚みは、手のひら側にくる部分で1.0~1.8ミリ必要。あまりに薄いと、重いものを持つときや指に力が入ったときに、切れたり変形したりする。
アーム 指なじみ
「指なじみ」とは、アームの内側の部分のこと。指となじむ部分のため、この名前が付いた。
指なじみの端が鋭角だと着け心地があまりよくないため、指輪/リングを加工する際に、角を面取りして丸く仕上げる。このことを「指なじみをとる」という。
関連用語:「内甲丸リング」
アームの形状
指輪/リングを正面から見た時のアームのかたち。
婚約指輪・結婚指輪では「ストレート」「ウェーブ」に大きく分かれ、「ウェーブ」は「S字」「V字」「U字」の種類がある。アームの形状は、指輪の印象に影響する。
アームの形状 ストレート
「ストレート」とは、直線状の指輪のデザインのこと。
ストレートデザインの指輪にはシンプルなデザインが多く、職場でも抵抗なく身に着けることができるため、ウェーブと比べて男性からの人気も高い。シンプルだが、指輪の幅によって印象が変わる。
また、ストレートデザインの指輪は、さまざまな指輪と重ねづけしやすい。
関連用語:「重ねづけ(セットリング)」
アームの形状 ウェーブ(S字)
「ウェーブ(S字)」とは、流れるようにカーブしている指輪のデザインのこと。
婚約指輪・結婚指輪のデザインのうち、「ウェーブ」と呼ばれるデザインは「S字」を指すことが多い。 直線状のストレートデザイン対して、指の流れに沿うウェーブは優しくフェミニンな印象をもつ。
また、ウェーブデザインの指輪は左手の薬指に自然に沿うため、指を長く見せることができる。指が短い方や手が小さい方、ガーリースタイルやコンサバ系の洋服を選ぶ人におすすめ。
アームの形状 V字・Vライン
「V字」とは、V字に切り込みのある指輪のデザインのこと。
V字デザインの指輪は縦のラインが強調され、V字の切り込み具合で印象が変わり、角度が鋭くなるほどシャープな印象をもつ。
また、V字デザインの指輪は、視覚効果で指を長く見せることができる。指が短い方やふっくらした指の方、モード系など個性的な洋服が好きな人におすすめ。
アームの形状 U字
「U字」とは、V字に比べて、曲線がなだらかな指輪のデザインのこと。
U字デザインの指輪は、V字より自然で優しい雰囲気を与えるだけでなく、指を細く長く見せてくれるため、指の長さや太さにコンプレックスがある人や「指をより長く見せたいけど、V字リングだと主張が強いかな」と思う人におすすめ。さまざまな服装に合わせやすい。
アームの断面
婚約指輪・結婚指輪のアームの断面は、主に「甲丸」「平打ち」「平甲丸」の3種類に分かれ、指輪のデザインや「着け心地」に影響する。
指輪/リング内側の部分については「内甲丸」といって、指当たりが良く「着け心地」が良くなる仕上がりを採用しているブランドが多い。
アームの断面 甲丸リング
「甲丸」リングとは、アームの断面が半円形のかまぼこ型をした指輪のこと。伝統的でスタンダードな形状。
「結婚指輪」と言われると、この形を思い浮かべる人が多い。平打ちリングと比べ、どのような手にも合いやすく、優しい印象や柔らかいイメージをもつ。内側が丸いと「内甲丸」、外側も内側も丸い形状なら「両甲丸」と呼ばれる。
関連用語:「内甲丸リング」
アームの断面 平打ちリング
「平打ち」リングとは、アームの断面にエッジを効かせた指輪のこと。フラットで平らな形状。
幅や厚みの違いでファッション性を持たせることもでき、ファッションリングのような印象の結婚指輪に仕上げることができる。
アームの断面 平甲丸リング
「平甲丸」リングとは、アームの断面の角だけが丸みを帯びた指輪のこと。指輪の表面がゆるやかな曲面になっている。
甲丸と平打ちの中間で、柔らかな印象がありながらもほどよい存在感をもつ。
アームの断面 内甲丸リング
「内甲丸」リングとは、リングの内側の角を丸く削り、なめらかに面取り加工をした指輪のこと。
アームの内側に丸みをつけて指なじみ(指輪をはめた時に指に直接触れるアームの内側の部分)をとることで、「着け心地」が良いと感じる人が多く、近年では多くのブランドが取り入れている。
むくみなどによる指輪の食い込みを軽減する効果もあり、指に跡が残りにくく着脱しやすいが、抜けやすくもある。通常の指輪よりも、0.5号ほど小さめのサイズを選ぶとちょうど良い。
関連用語:「サイズ」
アッシャーカット
≫「ダイヤモンドのかたち ファンシーカット」参照
アニバーサリージュエリー
「アニバーサリージュエリー」とは、結婚記念日や誕生日などの特別な日に贈るジュエリーのこと。
出産祝いに贈る「ベビーリング」、付き合って○年の記念日等に贈る指輪/リング「エタニティリング」などがある。
関連用語:「エタニティリング」
アフターメンテナンス
「イ」の指輪・ジュエリー用語
石座
「石座」とは、指輪の一部分で、宝石をセットする座のこと。石座は宝石の深さや、指輪のデザインに大きく影響する。
近年では、石座のバリエーションが増えており、色々な模様や透かしを入れることで、石座が指輪の特徴になることもある。
例えば、婚約指輪のデザイン「ソリテールリング」では、石座の開口部を広くとり、サイドから光を取り込むようなデザインの石座にすることで、ダイヤモンドがより一層輝く工夫が施されている。
関連用語:「ソリテールリング(ソリティアリング)」
石留め
「石留め」とは、ジュエリー製造・加工の最終工程で、枠(指輪)に宝石をセットする作業のこと。
主な目的は、宝石を枠にしっかりセットすることだが、枠のデザインと石留め部分を一体化させ、指輪/リングをより美しく見せる目的もある。 近年は、伝統的石留め方法のアレンジや新しい石留め方法の開発など、工夫を凝らした石留め方法(セッティング)が増えている。
参考:ジュエリーコーディネーター検定テキスト(日本ジュエリー協会)
関連用語:「セッティング(留め方)」
関連用語:「枠」
イエローダイヤモンド
≫「ダイヤモンドの色 イエローダイヤモンド」参照
IDEX(国際ダイヤモンド取引所)
「IDEX(国際ダイヤモンド取引所)」とは、主要なダイヤモンドの集散地(アントワープ、ムンバイ、ラマトガン、ニューヨーク等)にある、プロのダイヤモンド トレーダー向けの主要なオンライン ダイヤモンド取引プラットフォームのこと。
サプライチェーンの在庫の75%以上がシステムに掲載されており、IDEXの価格とデータは業界標準の1つになっている。
2011年には、最高ランクのジュエリーTOP10を 「 TOP JEWELRY BRANDS-2011」で発表。
参考:IDEX
「ウ」の指輪・ジュエリー用語
「エ」の指輪・ジュエリー用語
エタニティリング
「エタニティリング」とは、結婚記念日や付き合って○年の記念日などに、相手に贈る指輪/リングのこと。
永遠に変わらない気持ちを表すために、指輪/リングの全周に途切れることなく同じサイズ・同じカットの宝石を留めていることが特徴。
エタニティリングは全周に宝石を留めるのが基本とされ、「フルエタニティ」とも呼ばれる。それに対し、サイズ直しやコストを考慮して半周程度に宝石が留められた指輪を「ハーフエタニティ」と呼ぶ。
エタニティリングのセッティング(留め方)としては、レールセッティングが用いられることが多い。
エメラルドカット
≫「ダイヤモンドのかたち ファンシーカット」参照
エンゲージリング
「エンゲージリング」とは、婚約指輪のこと。
婚約するとき、相手に贈る指輪。日本では、ダイヤモンドの指輪を贈る人が多い。
婚約指輪は、一般的に、結婚を約束してから結婚式を挙げるまでに着ける指輪とされ、使用期間が限られることが多かった。
しかし、近年では、婚約指輪を活用したいと考える人や企業が増えており、結婚指輪と組みあわせて重ねづけをすることが人気となっている。
関連用語:「重ねづけ(セットリング)」
「オ」の指輪・ジュエリー用語
オーダーリング(セミオーダー/フルオーダー)
「オーダーリング」とは、既製品リングとは異なり、オーダーを受けてから制作に入る指輪のこと。
他の人と被らないリングデザインにでき、特別感を味わえる。手に入るまでに時間がかかるが、制作する過程もふたりの素敵な思い出にできる。
「オーダーリング」には、セミオーダーとフルオーダーの2種類がある。
「セミオーダー」の指輪とは、既存のデザインを基にアレンジを加えて作る指輪のこと。指輪のデザインを一から考えずに、こだわりを叶えることができる。
「フルオーダー」の指輪とは、デザインからすべてオリジナルで作る指輪のこと。世界に一つだけの指輪が欲しい、素材やデザインにとことんこだわりたい、完成品でピンとくる指輪がなかった人などにおすすめ。
関連用語:「既製品(完成品)」
オーバルカット
≫「ダイヤモンドのかたち ファンシーカット」参照
「カ行」の指輪・ジュエリー用語
「カ」の指輪・ジュエリー用語
重ねづけ(セットリング)
「重ねづけ(セットリング)」とは、婚約指輪と結婚指輪の重ねづけができるようデザインされた指輪/リングのこと。
重ねづけ(セットリング)を重視してデザインされた指輪は、婚約指輪と結婚指輪を重ねて着けたときに、全体のボリュームやバランスが美しく整い、デザインに一体感がでる。
重ねづけ(セットリング)により、婚約指輪を普段使いとして楽しめたり、結婚指輪をシンプルからゴージャスへと変化させたりと、使用場面に応じて使い分けできる。
ガードル
≫「ダイヤモンドの部位 ガードル」参照
「キ」の指輪・ジュエリー用語
既製品(完成品)
「既製品(完成品)」リングとは、オーダーリングとは違い、すでに出来上がっている指輪のこと。
国内ブランドでは、セミオーダー方式で作る結婚指輪が多いなか、海外ブランドの結婚指輪には既製品リングが多く、各ブランドの歴史や職人・デザイナーのこだわりが詰まっており、多くの人に支持されてきたデザインともいえる。
オーダーリングとは異なり、購入後、すぐに指輪/リングを持ち帰りできる(サイズ直しや刻印を入れる場合は除く)。
キング・オブ・ダイヤモンド
「キング・オブ・ダイヤモンド」とは、ハリー・ウィンストンの別称とされる。1947年、コスモポリタン誌が、創始者ハリー・ウィンストンの輝かしいキャリアを評して「キング・オブ・ダイヤモンド」と称したことが由来。
「ク」の指輪・ジュエリー用語
クラウン
≫「ダイヤモンドの部位 クラウン」参照
グランサンク
「グランサンク」とは、パリのヴァンドーム広場とラペー通りに店舗を構える高級ジュエリーブランドによる協会の呼称。別名「パリ5大宝飾店」「フランス高級宝飾店協会」など。
加盟ブランド:ヴァンクリーフ&アーペル、ショーメ、ブシュロン、メレリオ・ディ・メレー、モーブッサン
グランサンクは、フランスの5大ジュエリーブランドを指すが、これに対して「世界5大ジュエラー」と称されるブランドもある。
関連用語:「世界5大ジュエラー」
「ケ」の指輪・ジュエリー用語
「コ」の指輪・ジュエリー用語
ゴールド
「ゴールド」とは、金色をした軟らかく加工しやすい金属のこと。純金では軟らか過ぎるので一般に銀や銅などの合金として使用する。
婚約指輪や結婚指輪をはじめとした装飾品の素材に使われる。
ゴールド カラット(karat)
「カラット(karat)」とは、ゴールドの純度を表す単位のこと。
ゴールド合金は、ジュエリーに含まれる金の割合によって「K10(10金)」「K14(14金)」「K18(18金)」「K24(純金)」等に分かれる。 「K24」が金99.9%以上含有の「純金」で、「K18(18金)」には75%、「K10(10金)」には42%の金が入っている。
また、「K18」と「18K」の違いは製造国の違いであり、国産の正規品のジュエリーには「K18」、海外産のジュエリーには「18K」と表記される。
ゴールド合金 K18(18金)
「ゴールド合金 K18(18金)」とは、金の含有率が全体の75%を占める金属のこと。
婚約指輪や結婚指輪のゴールド素材は、一般的に「18金」が使われる。日本人の肌になじみやすいカラーとして人気で、プラチナよりもカラーバリエーションが多い。
金は酸化しにくいため、変色に強い金属として知られるが、「18金」などは混合物があるため、プラチナよりも変色しやすいとされている。 そのため、ゴールド素材の結婚指輪を着けている場合、温泉や海水浴では外すのがおすすめ。
関連用語:「プラチナ(PT、白金)」
ゴールド合金 金メッキ(GP)
「金メッキ」とは、金の表面処理のひとつ。
金メッキのアクセサリーは、表面のみ金を覆う加工をするため、低価格で制作することができるが、摩擦に弱く剥がれやすい。金メッキ製品には「GP」(Gold Platedの略)の刻印がある。
ゴールド合金 イエローゴールド(YG)
「イエローゴールド(YG)」とは、カラーゴールドの一種。75%の金に銀と銅を混合したものが「K18YG」。銀と銅の割合は半々。
純金に近い暖かみのある金色で、プラチナやホワイトゴールドと比べてカジュアルな印象をもつ。日焼けをした肌にも映える。
ゴールド合金 ピンクゴールド(PG)
「ピンクゴールド(PG)」とは、カラーゴールドの一種。75%の金に銀と銅を混合したものが「K18PG」。イエローゴールドより銅の割合が高く、少量のパラジウムを混合することが多い。
やわらかい金色で、肌なじみがとてもよく、派手になりすぎず優しい印象をもつ。肌が白い方にも映える。
ゴールド合金 グリーンゴールド(GRG)
「グリーンゴールド(GRG)」とは、カラーゴールドの一種。75%の金に銀を混合したものが「K18GRG」。
少し青味がかった金色で、まだ日本では比較的珍しいため、他の人が持っていないゴールドの指輪/リングが欲しい方に人気。
ゴールド合金 ホワイトゴールド(WG)
「ホワイトゴールド(WG)」とは、カラーゴールドの一種。75%の金にパラジウムやニッケルを混合したものが「K18WG」。
シルバーより変色しにくいこともあり、銀色の色味が好きな人に人気。ただしK18のため、プラチナよりも強度は劣る。
関連用語:「プラチナ(PT、白金)」
ゴールド合金 シャンパンゴールド
「シャンパンゴールド」とは、カラーゴールドの一種。
イエローゴールドに渋さを加えた金色で、落ち着きがあり、色味の珍しさと日本人の肌馴染みが良いことから人気。
刻印
「刻印」とは、指輪/リングの内側に文字を入れること。日付、2人のイニシャル、思い出の場所やモチーフ、メッセージなどを入れる人が多い。 店舗やブランドで指輪/リングを購入する時に受けられることが多い、一般的なオプションサービス。
刻印の文字数は、指輪のサイズ・デザイン・刻印のフォント等によって異なる。
刻印の費用は、イニシャルや日付程度ならば、無料で対応しているブランドも多いが、入れたい刻印の内容によっては有料になる。 漢字や持ち込みのオリジナルイラストを、刻印として入れることができるブランドもある。
また、指輪/リングの内側には刻印だけでなく、宝石を留めることもできる(「シークレットストーン」等と呼ぶ)。
「サ行」の指輪・ジュエリー用語
「サ」の指輪・ジュエリー用語
サイズ
指輪/リングの平均サイズは、女性6号〜9号、男性15号〜20号といわれている。
自分にぴったりサイズの指輪/リングを選ぶポイントとして、号数だけでなく、指輪の幅や細さ・指の形・着け心地・体質(むくみやすいなど)・どのくらい指輪/リングを着用するか(仕事中のみ、あまり着けないなど)を考慮する。
紐などを使って自分で指のサイズを測ることはできるが、お店やブランドではリングゲージ(指のサイズを測る道具)があり、スタッフさんからアドバイスをもらえるため、生涯愛用する婚約指輪や結婚指輪は、お店やブランドに相談することをおすすめする。
関連用語:「アーム(腕)」
関連用語:「アームの断面」
関連用語:「ブライダルリング専門店」
サリネライト™レポート
「サリネライト™レポート」は、ダイヤモンドの「輝き」のグレードを証明するレポート。
サリネ・テクノロジー社が発行するデジタル鑑定書で、4つの評価項目である、以下を測定する。
- ・ブリリアンス(Brilliance):強い白色光
- ・スパークル(Sparkle):動かしたときのきらめき
- ・ファイア(Fire):虹色の輝き
- ・シンメトリー(Symmetry):輝きの対称性
ダイヤモンドの希少性の評価としては、「4C」がある。
関連用語:「4C」
「シ」のジュエリー用語
シークレットストーン(インサイドストーン、裏石)
「シークレットストーン」とは、指輪の内側に埋め込まれた宝石のこと。
お店やブランドで指輪/リングを購入する時に受けられる、一般的なオプションサービス。
宝石には、特別な力やメッセージが宿っているとされており、「お守り」として指輪/リングの内側に入れることで、指輪を交換し合ったふたりだけのこだわりやメッセージを宝石に込められる。 シークレットストーンとして、指輪/リングに留める宝石には、ダイヤモンド、カラーダイヤ(ブルーダイヤ、ブラックダイヤモンドなど)、誕生石などがある。
また、指輪/リングの内側には宝石を留めるだけでなく、刻印を入れることもできる。
関連用語:「刻印」
地金
≫「素材(地金)」参照
シルバー(SV)
銀。白銀色で、柔らかく加工しやすい金属。ジュエリーの素材に使われる。
同じ白銀色の金属として「プラチナ」があり、婚約指輪や結婚指輪の素材としては、一般的にシルバーよりプラチナが使われる。
金属の色味を比べると、光の反射率はシルバーのほうが高いため、シルバーはより白く輝く白銀色で軽く、プラチナは落ち着いた白銀色で重い印象をもつ。
シルバーは、金やプラチナよりも強度が劣り、普段使いするシルバーのジュエリーには、銀の含有率92.5%の「シルバー925」が広く使われる。
金やプラチナと比べて素材の金額がかなり安いが、シルバーは柔らかく傷つきやすく変色しやすいため、婚約指輪や結婚指輪のような生涯に渡り使用するジュエリーとしてシルバーを選ぶ際は、手入れの頻度などの考慮が必要。
関連用語:「プラチナ(PT、白金)」
関連用語:「ゴールド」
シャンパンゴールド
≫「ゴールド合金 シャンパンゴールド」参照
18金
≫「ゴールド合金 K18(18金)」参照
ジュエリー
貴金属や宝石を使ったアクセサリー(身に着ける装身具)のこと。
JJA(日本ジュエリー協会)の定義では、金・銀・プラチナ・パラジウムといった金属を使い、宝石は天然宝石を使ったもの。
それぞれの金属の純度について、金は37.5%、銀は80%、プラチナは85%、パラジウムは50%以上の純度がある場合のみ「貴金属」と呼ばれ、その純度を下回る場合は「ジュエリー」とはいえない。
JJA ジュエリーコーディネーターの資格
JJA(一般社団法人日本ジュエリー協会)が1997年に創設したジュエリーコーディネーター検定資格制度。1〜3級まであり、資格取得から得られた知識は、ジュエリーの販売、製造、卸売りなどあらゆる職種に活かされ、全国で約8,500名のジュエリーコーディネーターが消費者との架け橋として活躍している。
参考:JJA
「ス」のジュエリー用語
スクエアカット
≫「ダイヤモンドのかたち ファンシーカット」参照
ストレート
≫「アームの形状 ストレート」参照
「セ」のジュエリー用語
世界5大ジュエラー
世界的な知名度と人気を誇る高級ジュエラー5つの総称。
該当ブランドは、以下がある。
- ・HARRY WINSTON(ハリーウィンストン/アメリカ)
- ・Cartier(カルティエ/フランス)
- ・TIFFANY & Co.(ティファニー/アメリカ)
- ・BVLGARI(ブルガリ/イタリア)
- ・Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル/フランス)
関連用語:「グランサンク」
セッティング(留め方)
ダイヤモンドなどの宝石を、地金に留める方法。
セッティングには、大きく分けて「ツメあり」と「ツメなし」の2つのタイプがある。「ツメあり」は「4本爪」と「6本爪」があり、婚約指輪の王道デザイン。
「ツメなし」には「テンションセッティング」「レールセッティング」「彫り留め」等、いろいろな種類の留め方があり、個性的な印象をもつ。
関連用語:「素材(地金)」
関連用語:「ソリテールリング(ソリティアリング)」
関連用語:「ツメ、4本爪リング、6本爪リング」
セッティング「ツメなし」 テンションセッティング
地金に切り込みを入れ、ダイヤモンドを挟み込むように留める。ダイヤモンドが宙に浮かぶようなセッティング。個性的でモードなデザイン。
セッティング「ツメなし」 ベゼルセッティング
地金に台を作り、ダイヤモンドを包むように留める。高さがないためダイヤモンドが上半分しか見えないが、引っかかる心配がなく丈夫。クラシカルなデザイン。
セッティング「ツメなし」 彫り留め
鏨(たがね)というノミのような道具で地金を削り、彫った部分にダイヤを埋め込んで留めるセッティング。引っ掛かりが少ないので、普段使いしやすい。
鏨を上手に扱うのは非常に難しく、熟練の職人技が必要。彫り留めは、地金の彫り方によって、玉留め、マス留め、星留めなど、様々なデザインがある。
関連用語:「メレダイヤ、メレダイヤのリング」
セッティング「ツメなし」 レールセッティング
ダイヤを隙間なく並べ、上下を地金で挟んで留めるセッティング。引っ掛かりが少なくダイヤが取れにくいのと、他の指輪/リングと重ね着けしやすい。
非常に難易度の高い留め方で、並べるダイヤの輝き方、サイズなど非常に繊細なバランスが必要。
エタニティリングのセッティング(留め方)として用いられることが多い。
関連用語:「エタニティリング」
関連用語:「メレダイヤ、メレダイヤのリング」
セットリング
≫「重ねづけ(セットリング)」参照
セミオーダー
≫「オーダーリング(セミオーダー/フルオーダー)」参照
セレクトショップ
他社ブランドを仕入れ販売するお店。
ブライダルリング専門店とは異なり、一つのお店で複数ブランドの商品を見ることができ、さまざまなテイストの指輪/リングを比較検討できる。
「正規代理店」とそうでない場合があり、「正規代理店」でない場合は、指輪/リングの価格や品質について、同じブランドでも直営店が扱う指輪/リングと異なる可能性があるので注意。
関連用語:「正規代理店」
関連用語:「宝飾店」
関連用語:「ブライダルリング専門店」
「ソ」のジュエリー用語
素材(地金)
「素材(地金)」とは、指輪/リングの素材となる金属のこと。ブライダルジュエリーの定番素材はプラチナだが、ゴールドも人気がある。
関連用語:「プラチナ(PT、白金)」
関連用語:「ゴールド」
関連用語:「シルバー(SV)」
ソリテールリング(ソリティアリング)
「ソリテールリング」とは、一粒のダイヤモンドを、数本のツメで留めたデザインの指輪/リングのこと。仏語では「ソリテール」といい、英語では「ソリティア」、「立て爪タイプ」とも呼ぶ。
特に6本爪の婚約指輪は王道デザインであり、金属で覆われている部分が少ないため、四方から光が入り、ダイヤモンドの輝きが際立つデザインとして人気。
関連用語:「ツメ、4本爪、6本爪」
「タ行」の指輪・ジュエリー用語
「タ」のジュエリー用語
ダイヤモンド
「ダイヤモンド」は、炭素という、単一の元素からなる唯一の宝石。地上で最も硬い鉱物で、希少価値も高く、原石をカットすることで、まばゆい輝きを放つ宝石。
無色透明なダイヤモンドの宝石言葉には「純潔・清浄無垢・純愛・永遠の絆」などがあり、「永遠の愛の誓い」にぴったりな宝石として、婚約指輪や結婚指輪でよく留められる。
ダイヤモンドの輝きは、カット技術により品質が左右され「4C」や「サリネライト™レポート」といった品質を保証する基準がある。
また、代表的なダイヤモンドのカットの形は「ラウンドブリリアントカット」と呼ばれる。
関連用語:「サリネライト™レポート」
関連用語:「ダイヤモンドのかたち ラウンドブリリアントカット(ブリリアントカット)」
関連用語:「4C」
ダイヤモンドの色 イエローダイヤモンド
ダイヤモンドは無色透明のものよりも、黄色みを帯びたものや褐色の場合が多く、これらは価値が落ちるとされているが、綺麗な色のイエローダイヤモンド(カナリー・イエロー)は近年、価値が見直されている。
イエローダイヤモンドの宝石言葉は「笑顔」「自信」等がある。
ダイヤモンドの色 ピンクダイヤモンド
「ピンクダイヤモンド」は、結婚指輪や婚約指輪のサイドストーン(脇石)として、人気のカラーダイヤモンド。
ピンクダイヤモンドの宝石言葉は『完全無欠の愛』。特に天然のピンクダイヤモンドは、採掘できる鉱山が閉山し、希少性が高まっている。
ピンクダイヤモンドをはじめカラーストーンは、同じ色味でも濃淡が石ごとに異なるため、購入の際は、その石が留められるかどうか、事前確認することをおすすめする。
ダイヤモンドのかたち ラウンドブリリアントカット(ブリリアントカット)
「ラウンドブリリアントカット」は、ダイヤモンドのカットのうち、ダイヤモンドの本来持っている輝きを最高に発揮するカット。「ダイヤモンド」として一般的にイメージされている、中央部分を丸くカットし中央からは放射状にカットしたかたち。
ガードルより上のクラウンは光を集める働き、下のパビリオンはクラウンから入った光をビリヤードの球のように2回内部で反射させ、再びクラウンのほうに戻してやる反射鏡の役割をしている。
ラウンドブリリアントカットは、1919年、マルセル・トルコフスキー(マーセル・トルコウスキー)氏によって確立したとされている。
ダイヤモンドのかたち ファンシーカット
「ファンシーカット」は、ダイヤモンドのカットのうち、「ラウンドブリリアントカット(ブリリアントカット)」以外のカットのこと。
以下のようなカットがある。
- ・楕円型の「オーバルカット」
- ・正方形の「プリンセスカット」
- ・ラグビーボール型の「マーキースカット」
- ・ティアドロップ型の「ペアシェイプカット」
- ・ハート型の「ハートシェイプカット」
- ・長方形の角を落とした「エメラルドカット」
- ・エメラルドを正方形にした「アッシャーカット」等
ダイヤモンドの部位 ファセット
「ファセット」とは、宝石のカットの際に、外側につけられた小さな切子面のこと。
「ファセットカット」は、いくつもの小さな面を幾何学的に組み合わせたカッティング方法。
ダイヤモンドの部位 テーブル(テーブルファセット)
「テーブルファセット」とは、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドを横から見たときに、一番上にくる平らな面のこと。
正方形、内反り、外反りの3種類あり、テーブルファセットの種類によって、ダイヤモンドの印象は大きく変化し、正方形であるほうがダイヤモンドの輝きをより引き出せる。
ダイヤモンドの部位 ガードル
「ガードル」とは、「ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドを正面から見たときに、縁になる面(一番外側にあたる部分)のこと。横から見ると、クラウンとパビリオンの境目部分にあたる。
ガードルの主な役割は、ダイヤモンドを傷から守ることと、「4C」における「カット」のランクに影響を与える要素のひとつ。
関連用語:「ダイヤモンドのかたち ラウンドブリリアントカット(ブリリアントカット)」
関連用語:「4C」
ダイヤモンドの部位 クラウン
「クラウン」とは、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドを横から見たときに、ガードルより上の部分のこと。
ダイヤモンドの部位 パビリオン
「パビリオン」とは、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドを横から見たときに、ガードルより下の部分のこと。
立て爪タイプのリング
≫「ソリテールリング(ソリティアリング)」参照
鍛造(たんぞう)
「鍛造」とは、婚約指輪・結婚指輪の製造方法のひとつのこと。
金属の塊をたたいたり伸ばしたりして棒状にし、それを曲げて溶接し指輪/リングの形にする。その後、装飾などを施したり、やすりなどで磨き上げて仕上げる。
金属が鍛えられ引き締まるので、型を用いて作る鋳造(ちゅうぞう)リングに比べると、密度と強度が高いリングとなり、変形しにくい。また表面硬度が高いので、研磨したときにより輝きが増す。
指輪のデザインとしては、金属に直接加工をするため、繊細で複雑な物は難しく、シンプルな指輪/リングが多い。
関連用語:「鋳造(ちゅうぞう)」
「チ」のジュエリー用語
鋳造(ちゅうぞう)
「鋳造」とは、婚約指輪・結婚指輪の製造方法のひとつのこと。
現在のジュエリーは、多くがこの製法で作られている。
ワックス(ろう)で作った原型を用いて鋳(い)型を作り、その中にプラチナやゴールドなどの金属を溶かして流し込み、ベースとなるリングを作る。
その後、表面を磨いたり宝石を留めたりして、リングとしての体裁を整えて完成させる。
複雑なデザインを作るのが難しい「鍛造」に対して、コンピューターなどで立体的にモデルを作ることもできるため、複雑で繊細なデザインが実現できる。
関連用語:「鍛造(たんぞう)」
直営店
ブランドメーカーが運営する店舗。
正規品が手に入ること、メンテナンスサービスを受けられること、新作がすぐ手に入るなどの理由で、特に東京には国内外問わず、多くのブランド直営店が進出している。
ブランド側が設定した販売価格で購入でき、正規の値段で手に入る。値下げやセールなどが行われるケースは少ないが、フェアや優待などの特典を実施しているお店やブランドもある。
関連用語:「正規代理店」
「ツ」のジュエリー用語
つくり(造り)
指輪/リングの仕上がり状態のこと。
ツメ
「ツメ」とは、ダイヤモンドを留めている細い金属部分のこと。
婚約指輪のデザインを決める上で、中石(センターダイヤモンド)を留めるツメの数が4本爪か6本爪かで、指輪/リングの印象が変わる。
関連用語:「ツメ 4本爪」
関連用語:「ツメ 6本爪」
関連用語:「中石(センターストーン)」
ツメ 4本爪
4本爪の婚約指輪は、ダイヤモンドを四隅のツメで留めるため、ダイヤモンドがより大きく見え、落ち着いた印象になる。
シンプルでコンサバティブなデザインがお好みな人におすすめ。
ツメ 6本爪
6本爪の婚約指輪は、ダイヤモンドの輝きを最も美しくするためのカット「ラウンドブリリアントカット」の丸い形に沿い、ツメが留まっている。
婚約指輪の王道ともいえるデザイン。
「テ」のジュエリー用語
テーブル(テーブルファセット)
ティファニー®セッティング
1886年にティファニーにより発表された、当時では画期的なリングのセッティング法。
立て爪リング(6本ツメの一粒石リング)が「ティファニーセッティング」と呼ばれることもある。
かつてダイヤモンドの石留めは「ベゼルセッティング(ベゼル留め)」が主流だったが、「ティファニーセッティング」の登場により、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドを6本のツメで浮かすように留め、あらゆる角度から光を取り込む事で、ダイヤモンドの輝きを引き出す留め方が、婚約指輪のセッティングの主流になった。
参考:ジュエリーコーディネーター検定テキスト(日本ジュエリー協会)
関連用語:「ソリテールリング(ソリティアリング)」
テンションセッティング
「ト」のジュエリー用語
取り巻きリング
「取り巻きリング」とは、婚約指輪のセンターダイヤモンド(中石)をよりゴージャスに見せるため、またボリュームを持たせるため、中石を中心にメレで取り巻いたデザインのリングのこと。
取り巻くメレは、ダイヤモンドを使う場合がほとんどで、メレの形はブリリアントカットや、細長い台形の形をした「テーパーバゲットカット」が多い。
関連用語:「メレダイヤ、メレダイヤのリング」
関連用語:「中石(センターストーン)」
TOP JEWELRY BRANDS – 2011
IDEX社(国際ダイヤモンド取引所)のサイトにて発表された、2011年の最高ランクのジュエリーのトップ10リスト。
- トルコウスキー(Tolkowsky/エクセルコ ダイヤモンド)
- ルシダ(Lucida/ティファニー)
- レオ(Leo/レオ・ダイヤモンド)
- ボツワナ(Botswana/ボツワナ ダイヤモンド)
- ラザール(Lazare/ラザール ダイヤモンド)
- クリスカット(Crisscut/クリストファー デザイン)
- ハーツ・オン・ファイア(Hearts on Fire/ハーツ・オン・ファイア)
- リリ(Lili/リリーダイヤモンド)
- カナディアン(Canadian/カナディアン ダイヤモンド)
- チェント(Cento/チェント ダイヤモンド)
参考:TOP JEWELRY BRANDS – 2011(IDEX社)
関連用語:「IDEX(国際ダイヤモンド取引所)」
「ナ行」の指輪・ジュエリー用語
「ナ」のジュエリー用語
中石(センターストーン)
「中石」とは、婚約指輪の中央に配されている宝石のこと。婚約指輪の主役となる部分で、「センターストーン」や「メインストーン」とも呼ばれる。
ダイヤモンドの場合がほとんどで、婚約指輪に使われるダイヤモンドは「ラウンドブリリアントカット」が施されている場合が多い。
「ハ行」の指輪・ジュエリー用語
「ハ」のジュエリー用語
パーソナルハンド診断®
ブライダルリング専門店 I-PRIMO(アイプリモ)が提供する、ジュエリーコーディネーターの資格を持つスタッフによって受けられるサービス。
ヒアリングシートに回答後、専用の計測ツールを使って指を診断。その後、自分の「好み」×「手の特徴」が明確になり、プロの知見から導き出した「本当に似合う」指輪の候補を知ることができる。
ハート&キューピッド™(H&C)、ハート&アロー(H&A)
ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドを、特殊スコープで見たときに現れる「ハート」と「キューピッドの矢」のシルエット。
ブライダルシーンにおいて縁起がいいとされており、8つの思い「思いやり・親愛・優しさ・恋慕・不変・勇気・情熱・協調」の象徴でもあるため、婚約指輪のセンターダイヤモンド(中石)や結婚指輪のメレダイヤに取り入れているブランドが多い。
また、ハート&キューピッド™が見えるダイヤモンドは、精度の高い研磨(カット)とシンメトリー(左右対称性)を伴っているため、高品質であることの証でもある。
関連用語:「ダイヤモンドのかたち ラウンドブリリアントカット(ブリリアントカット)」
関連用語:「中石(センターストーン)」
関連用語:「メレダイヤ、メレダイヤのリング」
関連用語:「4C カット」
ハートシェイプカット
≫「ダイヤモンドのかたち ファンシーカット」参照
Perfect Platinum(パーフェクトプラチナ)
4℃ BRIDAL(ヨンドシー ブライダル)が提供する、金属を叩き圧力をかけ鍛えながら成形する鍛造製法によって造られるリング。
Pt900、Pt950だけでなく、Pt999のリングも取り扱いがある。
参考:Perfect Platinum(4℃ BRIDAL)
関連用語:「鍛造(たんぞう)」
ハイジュエリー
本来一点物で、地金・宝石が高品質、加工技術・デザイン性に優れており、どれをとっても高品質なジュエリーのこと。
日常生活で身に着けるというよりも、「特別な日」のためのジュエリーと考えられている。
関連用語:「ファッションジュエリー」
パビリオン
≫「ダイヤモンドの部位 パビリオン」参照
「ヒ」のジュエリー用語
平打ちリング
≫「アームの断面 平打ちリング」参照
平甲丸リング
≫「アームの断面 平甲丸リング」参照
ピンクゴールド(PG)
≫「ゴールド合金 ピンクゴールド(PG)」参照
ピンクダイヤモンド
≫「ダイヤモンドの色 ピンクダイヤモンド」参照
「フ」のジュエリー用語
ファセット、ファセットカット
≫「ダイヤモンドの部位 ファセット」参照
ファッションジュエリー
使用素材を限定せず、おしゃれを優先してデザインされたジュエリー。
トレンド感がより強く、リーズナブルな価格設定となっていることが多い。使用素材を限定する「ファインジュエリー」は対義語。
宝石でない素材を使い、高価に見せた悪いイメージを持つ「イミテーション」をはじめ、模造品、アクセサリーなどの言葉があるが、これらと「ジュエリー」は品質において内容が違うものである。
参考:ジュエリーコーディネーター検定テキスト(日本ジュエリー協会)
関連用語:「ハイジュエリー」
ファンシーカット
≫「ダイヤモンドのかたち ファンシーカット」参照
V字リング
≫「アームの形状 V字・Vライン」参照
ブライダルリング
婚約指輪や結婚指輪のこと。一生ものとして扱われ、変わらない愛を象徴するジュエリー。
高級素材が使われている場合が多く、値段設定もファッションジュエリーと比べて高め。 婚約までとはいかずとも、お互いただ一人の相手として約束しあった「ステディリング」も、ブライダルリングと同じように左手薬指につける。
参考:ジュエリーコーディネーター検定テキスト(日本ジュエリー協会)
関連用語:「ファッションジュエリー」
ブライダルリング専門店
婚約指輪や結婚指輪などブライダルに特化した品揃えで、さまざまなデザインやサイズを取り揃えるお店。
ブライダルリング以外のアイテムも扱う宝飾店とは異なり、ブライダルに関する知識豊富なスタッフがおり、ブライダルリングだけでなく、結婚式などブライダルに関する相談ができるお店やブランドもある。
複数のブランドを扱う「セレクトショップ」と、単一ブランドのみを扱うお店がある。
「ブライダルリング専門店」「ブライダルジュエリー専門店」と呼ばれるお店は、単一ブランドを取り扱うお店を指す場合が多いが、そうでない場合もある。
ちなみに、日本初のブライダルジュエリー専門店は、1994年に開店した「銀座ダイヤモンドシライシ」銀座本店。
参考:銀座ダイヤモンドシライシ
関連用語:「宝飾店」
関連用語:「セレクトショップ」
プラチナ(PT、白金)
「プラチナ」は、婚約指輪や結婚指輪の定番素材。白銀色が美しく、混じりけのない純白の輝きを放つことから「白金」とも呼ばれる。
その純白の姿から「純粋な愛」の証ともいわれ、一生の愛を誓うのに最適な金属とされる。
希少性が高く、変色・変質がしにくいため、汗や温泉(硫黄)などにも強く変色の心配が少ない。
プラチナは、柔らかく細工がしやすいため、指輪/リングのデザインが豊富。また、婚約指輪や結婚指輪のサイズが合わなくなった場合でも、サイズ直しがしやすい。
指輪/リングで使用する場合、プラチナを100%だと強度がもろいため、他の金属を混ぜ合わせたプラチナ合金を使用している。
関連用語:「メンテナンス サイズ直し」
Pt900、Pt950、Pt999(プラチナ合金)
プラチナは純度の高さによって、Pt850、Pt900、Pt950、Pt999などと分けられる。
「Pt999」は「純プラチナ」とも呼ばれ、他の金属を混ぜないことから、婚約指輪や結婚指輪で「純粋な愛」を表現できるが、軟らかく傷つきやすいため指輪の強度が下がる。
日本では「Pt900」が一般的に使われるが、「プラチナ・ギルド・インターナショナル」が定めているプラチナジュエリーの国際基準は「Pt950以上」であるため、海外ブランドなど、「Pt950」を採用しているブランドも少なくない。
また「Pt900」と「Pt950」のどちらも、見た目で違いは分からないが、プラチナ以外に配合する素材などによって、指輪の強度は変わってくる。
関連用語:「ゴールド合金 K18(18金)」
関連用語:「シルバー(SV)」
ブリリアントカット(ラウンドブリリアントカット)
プリンセスカット
≫「ダイヤモンドのかたち ファンシーカット」参照
ブルーボックス
ティファニーの象徴的な色「ティファ二ーブルー」を用いた、ティファニーのリングボックス。
フルオーダー
≫「オーダーリング(セミオーダー/フルオーダー)」参照
「へ」のジュエリー用語
ペアシェイプカット
≫「ダイヤモンドのかたち ファンシーカット」参照
ペールブラウンゴールド
ブライダルリング専門店 I-PRIMO(アイプリモ)が、独自開発して誕生させたオリジナルカラー。
プラチナとピンクゴールドの中間のような色合いで、シックな雰囲気をもつ。
ベゼルセッティング
≫「セッティング「ツメなし」 ベゼルセッティング」参照
ベビーリング
「ベビーリング」とは、出産記念に、親しい人や祖父母、父母から子供へ贈られる指輪。
子供が健康に育つようにと願いが込められている。赤ちゃんの指に合わせたサイズのため大変小さい。 小さくて可愛いため、ペンダントヘッドとして利用している人もいる。
「ホ」のジュエリー用語
宝飾店
「宝飾店」は、宝石、宝飾、貴金属などを販売する店。「ジュエリー店」などともいう。
婚約指輪や結婚指輪などのブライダルリングだけでなく、ファッションジュエリーや時計、眼鏡など様々なアイテムを扱っている。
地元に根付いた老舗の宝飾店など、地域の人に愛されるお店が多い。
関連用語:「セレクトショップ」
関連用語:「ブライダルリング専門店」
彫り留め
≫「セッティング「ツメなし」 彫り留め」参照
ホワイトゴールド(WG)
≫「ゴールド合金 ホワイトゴールド(WG)」参照
「マ行」の指輪・ジュエリー用語
「マ」のジュエリー用語
マーキースカット
≫「ダイヤモンドのかたち ファンシーカット」参照
マリッジリング
「マリッジリング」とは、結婚指輪のこと。結婚式の時または入籍した日に男女が取り交わす指輪。
「ウエディングリング」とも呼ばれる。結婚指輪は結婚した後、日常的に指にはめていることが多い。
欧米では金のマリッジリングの比率が高いのに対し、日本では圧倒的にプラチナの比率が高い。
マリッジリングのデザインは、常に身に着けているリングのため、甲丸リングや平打ちリングをベースにアレンジした、シンプルで飽きのこないデザインが主流だが、メレが付いた華やかなデザインや、細く華奢なデザイン、太めや鍛造(たんぞう)のカッコいいデザイン等、さまざまなデザインバリエーションがある。
関連用語:「プラチナ(PT、白金)」
関連用語:「アームの断面 甲丸リング」
関連用語:「鍛造(たんぞう)」
関連用語:「メレダイヤ、メレダイヤのリング」
「メ」のジュエリー用語
メッキ
≫「ゴールド合金 金メッキ(GP)」参照
メレダイヤ、メレダイヤのリング
明確な定義はないが、0.3もしくは0.2ct未満の小さなダイヤモンドを「メレダイヤ」「くずダイヤ」「小粒石」等と呼ぶ。
婚約指輪にて中石(センターダイヤモンド)の脇に留める石(脇石)を指す場合もある。
婚約指輪のデザインの中で、一粒のダイヤモンドを施した王道デザイン「ソリティア」と同様に、「メレ」をあしらった指輪/リングは手元を華やかに見せることができ、高い人気を誇る。
関連用語:「セッティング「ツメなし」 彫り留め」
関連用語:「ソリテールリング(ソリティアリング)」
関連用語:「中石(センターストーン)」
メンテナンス(アフターメンテナンス、購入後のサポート)
婚約指輪や結婚指輪のクリーニング(新品仕上げ)・サイズ直し・歪み直し(変形直し)・石留め直しなど、購入後の指輪/リングの洗浄や調整、修理などのこと。
リング購入先のお店やブランドが提供しているサービス。
メンテナンスは、挙式の前や、普段使いによって指輪/リングがくすんだり変形したとき等にすることが多い。メンテナンスを受けるときは、リングを購入したブランドやお店へ来店するのが一般的。
国内のブライダルリング専門店は、海外ブランドに比べてメンテナンス内容が充実しているブランドが多いが、セレクトショップは各ブランドによってメンテナンス内容が異なる。
関連用語:「ブライダルリング専門店」
関連用語:「セレクトショップ」
メンテナンス クリーニング(新品仕上げ)
指輪/リングは日常使いをするうちに、金属の表面がくすんできたり、リングの隙間や裏側に汚れがたまる。これらを洗浄してもらう作業のこと。
クリーニングを店頭対応する場合は、預けてから15~30分ほどで受け渡しができるブランドが多い。工場で対応する場合は、2~3週間後の受け渡しとなることが一般的。
クリーニングの費用や回数は、何度でも利用無料で受けられたり、回数や期限を区切った形で無料対応するなど、お店やブランドによって異なる。
メンテナンス サイズ直し
指輪/リングをはめたときにゆるく感じたり窮屈に感じるリングを、ピッタリのサイズに調整する作業のこと。
サイズ直しの納期は、約2~3週間程度が一般的。サイズ直しの費用は、永久に受けられるが有料であったり、無料で回数制限を設けているなど、お店やブランドによって異なる。
何回もサイズ直しをすると指輪/リングの強度が落ち、破損につながる恐れがあるため、サイズ直しをする回数は多くて3回までが目安。
また、指輪/リングのデザインによってはサイズ直しができない場合があるため、リング購入前に確認することおすすめする。
関連用語:「サイズ」
メンテナンス 歪み直し(変形直し)
ぶつけたり落としたり擦れなどによって起こる、指輪/リングの変形や歪みを修理する作業のこと。
歪み直しの納期は、2~3週間程度が一般的。歪み直しの費用は、修理の内容により異なる。
サイズに余裕があると変形しやすいため、リング購入時に、自分の指にピッタリのサイズを選ぶことおすすめする。
関連用語:「サイズ」
メンテナンス 石留め直し
普段使いやぶつけたり落としたりなどの衝撃によって、石を留めているツメが摩耗して強度が落ちたり、緩くなったり取れてしまった石を留め直す作業。
石留め直しの納期や費用はブランドにより異なるが、指輪/リングの状態が悪いと有料になる場合が多い。
関連用語:「石留め」
「モ」のジュエリー用語
木目金(もくめがね、杢目金、杢目銅)
「木目金」とは、江戸時代に生まれた、金属の色の違いを利用して木目状の文様を作り出す日本独自の伝統技法。
「ヤ行」の指輪・ジュエリー用語
「ユ」のジュエリー用語
U字リング
≫「アームの形状 U字」参照
指なじみをとる
≫「アーム 指なじみ」参照
「ヨ」のジュエリー用語
4C
「4C」とは、カットされたダイヤモンドの品質について、広く支持されている評価基準のこと。
「カット(Cut)」「カラー(Color)」「カラット(Carat)」「クラリティ(Clarity)」の頭文字から取られている。
アメリカの宝石学教育機関GIAが独自開発した。
ブライダルリング専門店などで婚約指輪を購入すると、鑑定書(グレーディングレポート)が付属される場合がある。
これは、4つの「C」(カット・カラー・カラット・クラリティ)ごとに評価された結果をグレードで記した文書であり、購入したダイヤモンドの品質を保証するものである。
また近年では、希少性を評価する「4C」だけでなく、ダイヤモンドの「輝き」のグレードを証明する「サリネライト™レポート」という基準もあり、ブライダルリングを扱っているブランドの中には、婚約指輪に「サリネライト™レポート」を付属しているブランドもある。
関連用語:「サリネライト™レポート」
4C カット
ダイヤモンドの品質基準である「4C」の1つ。
ダイヤモンドの輝きに大きく影響するのがカットであり、重さ(カラット)・色(カラー)・クラリティ(透明度)は石そのものの性質であるのに対して、カットだけは人間が手を加えられるもの。
そのため、技術力によって輝きが左右され、「プロポーション」「研磨状態」「対称性」で評価される。
4C カラー
ダイヤモンドの品質基準である「4C」の1つ。
ダイヤモンドの地色は黄色味を帯びていたり褐色がかっているため、無色に近いほど評価が高い。
DIAMONDの頭文字である「D」から「Z」までアルファベット順にグレード分けされる。
4C カラット
ダイヤモンドの品質基準である「4C」の1つ。
宝石の重量の単位。宝石は重量が大きいほど、値段が高くなる。
4C クラリティ(透明度)
ダイヤモンドの品質基準である「4C」の1つ。
ダイヤモンドのインクルージョン(内包物)やこぶが、どの程度少ないかを評価する指標。
透明度は、結晶になる過程で取り込んでしまう内包物などの状態により決定される。フローレス(FL)からI3(アイスリー)まである。
「ラ行」の指輪・ジュエリー用語
「ラ」のジュエリー用語
ラウンドブリリアントカット
「レ」のジュエリー用語
レールセッティング
≫「セッティング「ツメなし」 レールセッティング」参照
「ワ行」の指輪・ジュエリー用語
「ワ」のジュエリー用語
枠
「枠」とは、リングのこと。中石のダイヤモンドが、まだ入っていない状態のリングを「空枠」と呼ぶ。
ブライダル専門店でセミオーダーの婚約指輪を選ぶときに、選んだデザインのリングに、実際に購入するダイヤモンドを載せた状態で試着するときに空枠を使用する。
関連用語:「中石(センターストーン)」
関連用語:「ブライダルリング専門店」
よくある質問
-
ダイヤモンドの「4C」とは何ですか?
- 「4C」とは、カットされたダイヤモンドの品質について、広く支持されている評価基準のこと。「カット(Cut)」「カラー(Color)」「カラット(Carat)」「クラリティ(Clarity)」の頭文字から取られている。アメリカの宝石学教育機関GIAが独自開発した。
-
ラウンドブリリアントカットとは何ですか?
- 「ラウンドブリリアントカット」は、ダイヤモンドのカットのうち、ダイヤモンドの本来持っている輝きを最高に発揮するカット。「ダイヤモンド」として一般的にイメージされている、中央部分を丸くカットし中央からは放射状にカットしたかたち。
-
内甲丸とは何ですか?
- 「内甲丸」リングとは、リングの内側の角を丸く削り、なめらかに面取り加工をした指輪のこと。アームの内側に丸みをつけて指なじみ(指輪をはめた時に指に直接触れるアームの内側の部分)をとることで、「着け心地」が良いと感じる人が多く、近年では多くのブランドが取り入れている。